『祈昌の世迷言』・・・アジアの片隅より

離島と本土を繋ぐ日本最小の『暁橋』のたもとから、娘と善き隣人に届けます。

「子授け整体」・・・妊娠し易い身体造りの概要・・・①

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鶺鴒(セキレイ)の交尾  此方より寸借

 


 日本最古の書物とされる「古事記」の、前半の主人公とも言える、男神・伊邪那岐命(イザナキノミコト)と、女神・伊邪那美命(イザナミノミコト)の二柱の神は、別天津神(ことあまつかみ)に命じられ、天沼矛を渡され、天浮橋に降り立ち、矛で地上を掻き混ぜて固めて淤能碁呂島(おのごろじま)を造って降り立ち、この地で、国産み、神産みがなされたのでした。



 日本書紀に、この時の様子を語る興味深い記述が在ります。



 いざ、国産みを為そうと思ったものの、初めての経験故に、二神ともに困っている処へ、二羽の鶺鴒が現れて交尾をはじめた。



 この様子を見て、『なるほど!』と、思われたのであろう、二神は互いの「なりなりてなり余る処」「なりなりてなり合わぬ処」に差し入れ交合を為し得たのでした。



 つまり、この記述から察するに、日本で初めての神の交合は、「後背位」だったと言えます。



映画「人類創世」 此方より寸借



 学生時代に観た映画で、印象深い物の中に、「人類創世・Quest for Fire」と言う映画が有る。 



 『有史以前の原始の人類、ウラム族の人々は、火の利用方法を知らず、穴の奥に保存される神聖な宝として扱っていたが、ある日、知能は未熟だが肉体的にはすぐれているネアンデルタール人の一群の攻撃を受け、仲間の殆どが打ちのめされ、火も失って仕舞う。


 旅の途中、人食い人種に、食糧として捕えられていた、クロマニヨン人アイカ(レイ・ドーン・チョン)を助け、4人で旅をする内に、ナオイカが愛し合うようになる。

 そして、イカの属する部族、イバカ族の長に結婚を認められた、ナオ達は、彼等から弓の使い方や火の作り方を学び、ウラム族の洞窟に火が齎される。』と、言うストーリーの映画でした。 



 単純なストーリーなのですが、設定や美術や特殊メイクが素晴らしく、登場人物が原始人と言う事で、「アーアー」「ウーウー」程度で、所々にナレーションの入るだけの、全くセリフの無い映画なのに、引き込まれて、途中から、「アーアー」「ウーウー」の意味が言語として伝わって来る程、見入って仕舞いました。



 ヒロイン(見た目はヒロインとは言い難いのですが・・・)のアイカの、濃厚な魅力に魅せられて仕舞った程でした。



 映画の中で、ナオイカの身体を求め、イカも、それを受け入れるのですが、ナオが「後背位」で行おうとした処、イカは、それを制して、「正常位」で性を交わすシーンが有り、『獣からヒトへの進化』を、象徴的に表現した、抒情的とも言えるシーンでした。



 「正常位で最初に交合したのは、クロマニヨン人である。との学説を唱える学者もおり、凡そ哺乳類の中でも「正常位」で交合するのは、ヒトと鯨だけでした。






 よく、依頼者のかたから「どの様な体位でSEXをするのが妊娠し易いですか?」との質問をされます。



 御夫婦の問題なので、如何様にされ様とも、『お気の召すままに・・』と、考えて居りますが・・・。



 「どの様な体位でするのか」という事よりも、「どの様に過ごし、どの様なSEXをするのか」と言う事が重要です。
 


 妊娠する為には、男女共に、規則正しい日常生活を過ごし、ストレスの無い、穏やかな暮らし振りを心掛け、過度の飲酒は避けてください。


 当然、妊娠し易い「排卵期」に交合します。


 なるべく濃度の濃い精液を射精する方が、確率が高いので、7日~10日ほど禁欲してください。(個人差は在りますが、体調維持も必要ですし、フレッシュな方が良いので、貯め過ぎてもいけません)



 「子孫繁栄の為の行為」と言う事を踏まえて、性技に凝り過ぎず、或る程度の快感を得る事も必要ですが、色々な意味から、濃厚過ぎるSEXは、別の場面で行ってください。


 男性は、射精する時は、なるべく深い位置で射精し、射精後は、ペニスを抜かずに、5分から10分は、そのままの位置を維持して挿入したままで過ごし、間がもたなければ、艶っぽい話でもされて時を過ごしてください。


 ある程度の時間が経過したら、ゆっくりペニスを抜いて、後の処理を為さってください。


 女性は、男性がペニスを抜いても、動いては行けません。


 出来れば、起き上がる事無く、陰部の汚れなどが気に成れば男性に処理して貰って、そのまま朝まで眠ってください。


 よく、行為が終わった後、直ぐに立ち上がって、シャワーを浴びる女性が居りますが、此れでは引力に負けて仕舞い、妊娠する可能性が下がって仕舞います。



 以上の事を考慮しますと、「正常位」で行うのが無難であると考えています。


 もし、1回の交合では不安だと感じる方は、排卵日の2日前くらいと、排卵日の当日くらいの2回に分けて行っても構いません。



妊娠中のSEXについて 此方より寸借 



 受精から着床までは、凡そ5日~10日で子宮内膜に着床するとされており、個人差があります。


 この間に、性交をしても支障は無いと言われていますが、儂は避けるべきと考えています。


 妊娠していない事が確実に分かってから行ってください。


 従って、夫婦間の性交渉は、月に3~4回程度に成ります。


 一般的には、妊娠中のSEXは、流産や早産の危険が在る場合や、不正出血などの問題が無ければ、「過度に激しく無ければ支障は無い」と、言われていますが、妊娠しにくい体質で在ると言う事は、流産や早産をし易い傾向が強いので、避けるべきと考えて居ります。



 私事で、恥ずかしい話ですが、儂の亡くなった妻は、敬虔なカトリックの信者で、生真面目で一途な女性でして、「子孫繁栄の神聖な行為」と考え(別にエホバの証人の信者と言う訳では在りません)ていて、夫婦の営みは月に1回、当然、妊娠してからは性交渉は在りませんでした。



 そんな彼女が、妊娠した時に、「兄さん、妊娠したんで、分かち合う事(彼女はSEXする事を「分かち合う」と呼んでいました)は無いんやけど、変なお店とか、行かんといてな♪」と、言いましたので、「大丈夫よ、芙美ちゃん、手も有りゃぁ口も有るし、お尻の穴だって・・・」と、冗談半分に言いましたら、妻は激怒して、二ヶ月余り、口を利いてくれませんでした。


 今と成っては笑い話ですが、儂とは、この程度の人間ですので、大きな期待を為さらないでください。 


 ちなみに、妻が、病気の末に亡くなった事も要因ですが、3年足らずの結婚生活でしたが、分かち合った回数は7回半で、妻は2度、妊娠しました。



 それは兎も角、妊娠なさったら、このあたりの問題も、夫婦間で、よく話し合われてください。



 本来でしたら、「妊活」に当たっての心構えや、日々の生活の過ごし方などから話すべきなのですが、排卵日が間近との事でしたので、この様な話題から入りましたが、御読み下さり有難う御座います。



 どなたにも、望まれる幸福が訪れる様、心より願って居ります。・・・アジアの片隅より


※不真面目で卑猥と受け取られ兼ねませんので、広島弁での記述は差し控えました。