「疑心暗鬼」・・・無い知恵と知識で、消費税増税を思う
疑心、暗鬼を生ず 此方より寸借
「疑心暗鬼」と言う、中国の古事に由来する四字熟語が在ります。
話の粗筋は・・・ある人が、斧をなくして仕舞いまった。
隣の息子が盗んだのではないかと疑って仕舞う。
間違いない‼・・・きっとそうだ。
あの歩き方、あの顔色、あのしゃべり方、あの態度・・・どれもこれも、斧を盗んだ人間のものだ。
疑いの気持ちは、いつしか確信へと変わる。
処が、ふと気がついて窪地を掘ってみると、そこから斧が出て来た。
その後、その隣の息子を見てみると、動作も態度も、斧を盗んだ人間の様子には見えなかったと言う。
「疑いの心があると、なんでもないことでも怖いと思ったり、疑わしく感じること」「疑いの深さからあらぬ妄想に捉われる」と、言う意味として使われ、「疑心暗鬼に取りつかれ、夫の行動を監視するようになった。」などと言う風に使われるのでした。
昨日(9月30日)、料金を払おうと、ドコモショップ宇品ベイエリア店へ行きました。
平日の午後4時だと言うのに、店内は順番待ちの客で混雑していて、とてもでは在りませんが、順番待ちをする気にはなれないので、早々に退散したのでした。
消費税増税前の機種変更の駆け込み需要で、ごった返して居ました。(今時、ショップの窓口で、料金だけを払いに来る客などは儂ぐらいで少ないでしょうから、それほど待たなくてもいいとは思ったのですが、人が多くて座って待つ席も空いていませんでしたし、抑々、人が多い場所が苦手なのでした)
儂は、公共料金は全部、窓口で払う事にしています。
自動振替とか、コンビニで払うのは、今一つ不安を感じて居るのでした。
過去に、口座の残高不足で電気を切られたり、コンビニで払ったら二重払いした事が在って、逆に面倒なので、窓口払いに統一しているのでした。(しかし、昨年末から、中国電力が人件費削減の為に、窓口業務のサービスを廃止ししかし為、電気料金だけは、近所のコンビニで払っておりますが・・・)
2、3日後でも、出直す事にしたのでした。
で、気を取り直して、近くに在る、ゆめタウン御幸に行ったのでした。
実は、前の日(9月29日・日曜日)も買い物をしようと思って来たのでしたが、駐車場へ入る為の順番待ちの車が、道路に長蛇の列を作っていてて、儂は、原チャリですが、それさへ辿り着けそうに無かったし、もう10月になろうか言うのに、異常に暑いし、どうせ店に入っても、人が多いので、レジにも大勢の客が並んでいるでしょうから、その光景を想像しただけで嫌になって仕舞って、Uターンしたのでした。
昨日は、平日(月曜日)の此の時間にしては多かったものの、前日程では無かったので、すんなり入れたのでした。
ゆめタウン御幸は、アウトレットのコーナーが充実している事も在って、割と人気が高く、儂が住んでいるマンションからも程近いので、ちょくちょく利用するのですが・・・。
儂は、息子が好きな菓子類と、通所施設へ持って行く為のペットボトルのお茶を買っただけでしたが、他の御客さんは、洗剤類とか紙の類とか、多目に買い込んでいるみたいでしたが、2Fから下りて来る御客さん達は、衣料品店の大袋を、幾つも下げて居ましたので、相当な額の買い物をしていた様でした。
「主婦の人は大変じゃのぉ・・・」と、思いながら見ていたのですが・・・。
今日、10月1日から、消費税が10%に引き上げられました。(食料品等の軽減税率対称品は8%に据え置き)
前回のブログ記事で、『じゃが、今回の消費税増税に関しちゃぁ、何やら漠然とした変な不安を感じる。』と書いたのですが、気持ちをもっと正確に言うと、『今回の消費税増税に関しちゃぁ、違和感や不信感が強いけぇ、国の先行きや国民の将来にに対して、強い不安を感じる』と言うのが正確な表現になるでしょうか。
2年余り前(儂の記憶は定かでは無い・・・違っていたら笑っていたらって堪えてください)でしたかに、消費税増税が発表された時に、同時に、軽減税率対称品目も発表されたのですが・・・。
『人の命と生活に不可欠な食い物が軽減税率の対称になるなぁ当然じゃろぉが・・・何で新聞なんじゃろぉ⁇❔❔』と、素朴な疑問を持ったのでした。
で、チョッとだけ調べてみました。
「新聞には公共性がある」だの、「活字文化の維持・普及のため」だのとか言う事らしのですが・・・
『じゃったら、本や雑誌も、同じじゃろぉ・・・マンガじゃって、「クールジャパン」じゃの言ぅて、世界的に日本文化の普及に貢献しちょるじゃろぉ⁈』と、素朴に思ったのでした。
同じ様に感じた人も多い様で、「消費税・軽減税率情報Cafe」と言うサイトに、詳しく書かれて有りましたので、リンクさせて戴きます。
こちらをクリック⇒『新聞がなぜ軽減税率の対象になるのか?』
20%以上の消費税が施行されているEU加盟諸国でも、新聞に対する消費減税は実施されていて、イギリスやデンマーク等では、0%と優遇されているのでした。
『知識には課税しない』と言う理念が在る為と言う事らしい・・・「流石‼、読書文化先進国‼・・・」と、称賛したい処なのですが、掘り下げて調べてみると、実態は、政治と深い繋がりが在るみたいで、新聞社と言うのは、与党・野党に関わらず、政党の強大なスポンサーで、また、政党に寄っては、機関紙的な新聞を発行しているので、これが課税対象に成るのは、非常に不都合が生じるので、消費減税が適用される事に、与野党共に反論が出ない為らしいのでした。
日本も同じ事なのでしょう・・・。
政府が遣る事には、悪い事にも良い事にも、全てに反対する感の在る、「日本共産党」も、大きな収入源の一つである「しんぶん赤旗」を発行していますし、「公明党」は、自らの大谷町で在る「創価学会」が、「聖教新聞」を発行していますし、自らも機関紙「公明新聞」を発行していますし、各政党毎に、谷町の新聞社が居るし、機関紙を発行して収入を得ているみたいですから、背景は欧米と変わらないのでしょう。
それなら、それでもえぇんじゃ‼・・・
儂も、『知識には課税しない』と言う理念には大賛成です‼
『じゃったら、本や雑誌も減税せぇや‼』
・・・と、声を大にして言いたい。
民意から離れて、政治家や官僚や大手企業の意向だけで、物事が決められよる様な気がするのでした。
一つ『怪しい』と、思い始めると、全部が怪しく思えて来る。
到底、昨日の安倍首相の会見など、猜疑心で聴いて仕舞う・・・安倍首相が大嫌いだと言う事では無いのですが・・・。
「疑心暗鬼」とは、将にこう言う事なのだろうと思うのですが・・・。
今朝、出勤前に、いつも立ち寄る、フタバ図書GIGA宇品店に寄って、気になっちょった書籍と、毎月購読しよる雑誌を買ぉた。
帰宅して、いつもでしたら見る事も無しに捨てて仕舞うレシートの詳細を見ながら、『おぉ‼・・・1割じゃけぇ計算し易い。』と、思いながらも、『たかが2%じゃが・・・』と、前回のブログ記事で言いはしたのですが、暫くの間、じっと見詰めていたのでした。・・・アジアの片隅より