新型コロナウイルスとの闘いに思う・・・危惧する事
国連のグテーレス事務総長が、国連安全保障理事会が初めて開いた、新型コロナウイルス対策に関する会合で、「感染の影響は、とりわけ女性にとって深刻だ。」と述べ、途上国などで弱い立場にある女性への支援の必要性を強調したらしぃんじゃが・・・。
また、新型コロナウイルスの感染防止策として、自宅待機措置が長引く中、米国などでは家庭内暴力(DV)の相談件数が増加しており、制限された生活でストレスが蓄積し、経済的不安も増幅している事が要因とみられ、国連も事態を重視し各国に対策を求めているらしぃんじゃった。
DVのイメージ画像 此方より寸借
コロナ禍でのDV被害の増加は、世界的な兆候とみられ、国連のグテレス事務総長は5日、新型コロナ対策に「女性の保護」を盛り込むよう各国に訴え、薬局や食料販売店に緊急警報システムを設置するなど、被害申告をし易い環境を整えるよう要請し、とりわけ、インド・南アフリカ・フランスなどでDV被害の急増が指摘されているらしぃ。
また、DVだけでなく、米国では、離婚件数も増えるとの観測があり、米紙ニューヨーク・ポストは、弁護士のもとに電話での相談が殺到していると報道し、自宅で長時間過ごす事で、互いのストレスが膨らむほか、失業などによる金銭的な不安が引き金となっており、裁判所が再開されれば、離婚申請が急増する可能性があるとしているらしぃんじゃった。
これは日本でも同じ事じゃろぉと考えられるんじゃった。
こんな動画が在った。
此処をクリック・・・⇒『刑事チャンネル 』
DV被害者の支援を行うNPO法人「全国女性シェルターネット」によると、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため外出の自粛や在宅勤務が呼びかけられる中、家庭でのストレスによるDV(ドメスティックバイオレンス)や児童虐待の増加を懸念する声が上がっちょるらしゅぅて、被害者の支援団体は、DVの加害者である夫が自宅にいるようになり、支援が途絶えてしまうケースも出ていると訴えちょるらしぃ。
外出自粛に寄るテレワークの増加・休校に因り常に家で過ごす子供達・収入の減少や失業による生活苦・いつ終息するかもわからない事への不安・etc.・・・。
夫婦喧嘩をする事が多くなったと答える人が急増しちょるらしぃんじゃが・・・。
儂の様な独り者にとっちゃぁ、『喧嘩する相手が居るだけでも幸せじゃろぉ?』と思えるんじゃが、お互いに辛いんじゃろぉのぉ・・・。
コロナウィルス感染症に因って齎された悪い要素が、赤ん坊から老人まで、全ての人々の心を蝕んでいく行く様に思えるんじゃった。
虐待死した栗原心愛(みあ)さん 此方より寸借
蓄積されたストレスが子供達に向けれれて、野田小4女児虐待事件で命を奪われた、栗原心愛(みあ)さんの様な悲惨な目に遭う子供達が増えていく事に成るんかも知れん。
「仲間外れはだめ」などと訴える劇を披露する生徒 此方より寸借
学校の休校や外出の抑制、コロナウィルス感染症に因って生み出された、様々な状況の変化に因って、大きなストレスが、子供達の心に悪影響を及ぼしている事は否定できんじゃろぅ。
尾木ママ異、教育評論家の尾木直樹氏(73歳)は、「コロナとの闘いの最前線にいる医師や看護師、職員の方たちのご家族への差別、偏見が酷いと聞きます。収容されたホテルの近くにあるというだけで『コロナ』といじめられた小学校もありました。本当に恥ずかしい限りです!」と投稿した。
その結果として、『学校での虐め』が急増するんじゃないかと、儂には思えてならんのんじゃった。
学校に限らず、家庭・職場・社会・国のレベルで、様々な形で『虐め』が急増するんじゃないかと思えるんじゃった。
子供から老人に至るまで「自殺者」が急増するんじゃぁないかと言う不安も、此の処、心から離れんのんじゃった。
日本での自殺者数は、年間、約2万人で推移しちょったが、バブル崩壊からリーマンショック以降には急増して3万人を超えており、経済が安定してきたここ数年は、2万人程度に減少して落ち着きを見せちょったんじゃが・・・。
年間の自殺者数が最も多かったのは、2007年(平成19年 )の33,093人じゃが、一番最近の統計である2018年(平成30年 )の自殺者数は、20,840人で、約12,000人の差が有るんじゃった。
2020年4月11日に更新された、日本における新型コロナウィルス感染症での死亡し数は、105人なんじゃった。
今回の新型コロナウィルス感染症に因って、今年、何人の犠牲者が出るかは予測がつかんし、それを語るんは不謹慎じゃし、儂にゃぁそれを計る術は無いんじゃが、・・・。
じゃが、このままの状態で社会不安が広がり、経済が混乱して行ったら、年間の自殺者数は、2007年(平成19年 )の33,093人を超えて仕舞うじゃろぉと容易に想像できるんじゃった。
恐らく、新型コロナウィルス感染症に因って死亡する人の数を、遥かに超える人数に成るじゃろぉと思うんじゃった。
いつも行く千田廟公園にて
今日、買い物の序に行った千田廟公園では、大勢の子供達や家族連れが、楽しそうに寛ぎよった。
桜の花は、随分と散って仕舞ぉたんじゃが、ドッチボールをしよる子供等を見ては、『誰かがウィルスに感染しちょったら、ボールを介して感染せんじゃろぉか⁈』と心配したり、鉄棒で遊ぶ子供等を見ては、『ウィルスが着いちょったら大事じゃが・・・』と、心を痛めよったんじゃった。
首都圏などの緊急事態宣言の対象地域では、5月6日まで休校するらしぃんじゃが、広島じゃぁ、公立の学校は、今週から始業したんじゃった。
子供達が 新型コロナウィルスに感染せん事を祈るばっかりじゃし、『虐め』なども起こらん事を願うばっかりなんじゃが・・・。
人の心が荒廃して来ると、家庭・職場・社会・国と、あらゆる場所や場面で関係が壊れて「争い」が生まれ、弱い立場の者ほど、辛い思いを強いられるんじゃった。
困難な時こそ、他人の痛みを思い、それを自分の痛みとして感じながら、一致団結して行く事が大切だと、多くの人々が声高らかに動き出しちょる。
『こんな時こそ日本の底力を世界に示して欲しい』と、皆が願いよると思うんじゃが・・・。
そぉ思いながらも、心の中に湧いて来る『大きな恐怖』や、『最悪のシナリオ』を拭い去る事が出来んのんじゃった。・・・アジアの片隅より