新型コロナウイルスとの闘いに思う・・・危惧する事
国連のグテーレス事務総長が、国連安全保障理事会が初めて開いた、新型コロナウイルス対策に関する会合で、「感染の影響は、とりわけ女性にとって深刻だ。」と述べ、途上国などで弱い立場にある女性への支援の必要性を強調したらしぃんじゃが・・・。
また、新型コロナウイルスの感染防止策として、自宅待機措置が長引く中、米国などでは家庭内暴力(DV)の相談件数が増加しており、制限された生活でストレスが蓄積し、経済的不安も増幅している事が要因とみられ、国連も事態を重視し各国に対策を求めているらしぃんじゃった。
DVのイメージ画像 此方より寸借
コロナ禍でのDV被害の増加は、世界的な兆候とみられ、国連のグテレス事務総長は5日、新型コロナ対策に「女性の保護」を盛り込むよう各国に訴え、薬局や食料販売店に緊急警報システムを設置するなど、被害申告をし易い環境を整えるよう要請し、とりわけ、インド・南アフリカ・フランスなどでDV被害の急増が指摘されているらしぃ。
また、DVだけでなく、米国では、離婚件数も増えるとの観測があり、米紙ニューヨーク・ポストは、弁護士のもとに電話での相談が殺到していると報道し、自宅で長時間過ごす事で、互いのストレスが膨らむほか、失業などによる金銭的な不安が引き金となっており、裁判所が再開されれば、離婚申請が急増する可能性があるとしているらしぃんじゃった。
これは日本でも同じ事じゃろぉと考えられるんじゃった。
こんな動画が在った。
此処をクリック・・・⇒『刑事チャンネル 』
DV被害者の支援を行うNPO法人「全国女性シェルターネット」によると、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため外出の自粛や在宅勤務が呼びかけられる中、家庭でのストレスによるDV(ドメスティックバイオレンス)や児童虐待の増加を懸念する声が上がっちょるらしゅぅて、被害者の支援団体は、DVの加害者である夫が自宅にいるようになり、支援が途絶えてしまうケースも出ていると訴えちょるらしぃ。
外出自粛に寄るテレワークの増加・休校に因り常に家で過ごす子供達・収入の減少や失業による生活苦・いつ終息するかもわからない事への不安・etc.・・・。
夫婦喧嘩をする事が多くなったと答える人が急増しちょるらしぃんじゃが・・・。
儂の様な独り者にとっちゃぁ、『喧嘩する相手が居るだけでも幸せじゃろぉ?』と思えるんじゃが、お互いに辛いんじゃろぉのぉ・・・。
コロナウィルス感染症に因って齎された悪い要素が、赤ん坊から老人まで、全ての人々の心を蝕んでいく行く様に思えるんじゃった。
虐待死した栗原心愛(みあ)さん 此方より寸借
蓄積されたストレスが子供達に向けれれて、野田小4女児虐待事件で命を奪われた、栗原心愛(みあ)さんの様な悲惨な目に遭う子供達が増えていく事に成るんかも知れん。
「仲間外れはだめ」などと訴える劇を披露する生徒 此方より寸借
学校の休校や外出の抑制、コロナウィルス感染症に因って生み出された、様々な状況の変化に因って、大きなストレスが、子供達の心に悪影響を及ぼしている事は否定できんじゃろぅ。
尾木ママ異、教育評論家の尾木直樹氏(73歳)は、「コロナとの闘いの最前線にいる医師や看護師、職員の方たちのご家族への差別、偏見が酷いと聞きます。収容されたホテルの近くにあるというだけで『コロナ』といじめられた小学校もありました。本当に恥ずかしい限りです!」と投稿した。
その結果として、『学校での虐め』が急増するんじゃないかと、儂には思えてならんのんじゃった。
学校に限らず、家庭・職場・社会・国のレベルで、様々な形で『虐め』が急増するんじゃないかと思えるんじゃった。
子供から老人に至るまで「自殺者」が急増するんじゃぁないかと言う不安も、此の処、心から離れんのんじゃった。
日本での自殺者数は、年間、約2万人で推移しちょったが、バブル崩壊からリーマンショック以降には急増して3万人を超えており、経済が安定してきたここ数年は、2万人程度に減少して落ち着きを見せちょったんじゃが・・・。
年間の自殺者数が最も多かったのは、2007年(平成19年 )の33,093人じゃが、一番最近の統計である2018年(平成30年 )の自殺者数は、20,840人で、約12,000人の差が有るんじゃった。
2020年4月11日に更新された、日本における新型コロナウィルス感染症での死亡し数は、105人なんじゃった。
今回の新型コロナウィルス感染症に因って、今年、何人の犠牲者が出るかは予測がつかんし、それを語るんは不謹慎じゃし、儂にゃぁそれを計る術は無いんじゃが、・・・。
じゃが、このままの状態で社会不安が広がり、経済が混乱して行ったら、年間の自殺者数は、2007年(平成19年 )の33,093人を超えて仕舞うじゃろぉと容易に想像できるんじゃった。
恐らく、新型コロナウィルス感染症に因って死亡する人の数を、遥かに超える人数に成るじゃろぉと思うんじゃった。
いつも行く千田廟公園にて
今日、買い物の序に行った千田廟公園では、大勢の子供達や家族連れが、楽しそうに寛ぎよった。
桜の花は、随分と散って仕舞ぉたんじゃが、ドッチボールをしよる子供等を見ては、『誰かがウィルスに感染しちょったら、ボールを介して感染せんじゃろぉか⁈』と心配したり、鉄棒で遊ぶ子供等を見ては、『ウィルスが着いちょったら大事じゃが・・・』と、心を痛めよったんじゃった。
首都圏などの緊急事態宣言の対象地域では、5月6日まで休校するらしぃんじゃが、広島じゃぁ、公立の学校は、今週から始業したんじゃった。
子供達が 新型コロナウィルスに感染せん事を祈るばっかりじゃし、『虐め』なども起こらん事を願うばっかりなんじゃが・・・。
人の心が荒廃して来ると、家庭・職場・社会・国と、あらゆる場所や場面で関係が壊れて「争い」が生まれ、弱い立場の者ほど、辛い思いを強いられるんじゃった。
困難な時こそ、他人の痛みを思い、それを自分の痛みとして感じながら、一致団結して行く事が大切だと、多くの人々が声高らかに動き出しちょる。
『こんな時こそ日本の底力を世界に示して欲しい』と、皆が願いよると思うんじゃが・・・。
そぉ思いながらも、心の中に湧いて来る『大きな恐怖』や、『最悪のシナリオ』を拭い去る事が出来んのんじゃった。・・・アジアの片隅より
新型コロナウイルスとの闘いに思う・・・小さな恐怖
儂の様なしがない料理人のオジサンが言ぅんも烏滸がましい事じゃが、新型コロナウィルス感染症は、そがいに怖い病気じゃぁ無い。
メタボリックシンドロームのホームラン王の様な60歳前のオジサンじゃけぇ、新型コロナウイルスに感染したら、忽ちの内に重篤化して、一週間ももたずに逝って仕舞うじゃろぉ。
そんな儂が言うのも矛盾した話じゃが、新型コロナウィルス自体は、大騒ぎをして恐れる程のウィルスゃぁ無いんじゃった。
例えば、狂犬病の病原体であるラブドウイルス科リッサウイルス属の狂犬病ウイルス (Rabies virus) は、感染力は弱いものの、現在でも発症した場合の特効薬はなく、ほぼ100%死ぬ。
一般的に、ポリオ(急性灰白髄炎)と呼ばれる、ピコルナウイルス科、エンテロウイルス属のポリオウイルスによるウイルス性感染症では、筋の不全麻痺と麻痺は骨格の変形、関節の拘縮、運動障害などの重篤な後遺症を生じる事がある。
狂犬病もポリオも、恐ろしい病気である。
この他にも、エボラ出血熱や鳥インフルエンザなど、致死率が60%になる場合も在り、新型コロナウィルスは、医療崩壊を引き起こしているイタリアやスペインでも、10%程度で在り、死亡や重篤化する患者の大半は、高齢で基礎疾患の有る、儂の様な不健康な老人なんじゃった。
これらに比べれば、新型コロナウィルス自体は、健康な身体さえ持って居れば、感染しても、適切な治療を行えば、恐怖を感じる程の病気とは言えんのんじゃった。(儂は別じゃが・・・)
尚、現在では、狂犬病もポリオも、有効なワクチンの開発や予防接種の普及によって、我が国では駆逐され、世界的にも減少している。
先日のブログ記事でも言ぅた事じゃが、「スペイン風邪」が猛威を振るった、1918年1月から1920年12月までの3年間で、当時の世界人口(約20億人)の内、約5億人が感染したとされ、これは、当時の世界人口の4分の1程度に相当するんじゃった。
現在の世界人口が、76憶人じゃけぇ、当時の3,8倍になる。
死者数は1,700万人から5000万人との推計が多く、1億人に達した可能性も指摘される。
この結果を、単純計算で現在に充当すると、全世界での感染者が19憶人、死者数を最大値で概算すると、3億8千万人と言う事になるんじゃった。
第二次世界大戦の世界全体での死者数は、6000万〜8000万人と言われちょって、当時の世界人口は20億人で、その内の4%が死亡した事になるんじゃが、現在の世界人口に当てはめて考えると、死者数を最大値で概算すると、約3億人になるんじゃった。
新型コロナウィルス感染症の死亡者の方が、戦死者を上回る事に成るんじゃった。
将に「戦争」なんじゃった。
勿論、単純に比較して考えるにゃぁ、様々な要素が在るけぇ、卓上の空論に過ぎんのんじゃが・・・。
じゃが、『スペイン風邪』をはじめとする、此れまで人類が経験して来た、様々な感染症との闘いの経緯から考えるなら、多くの犠牲者を出すじゃろぉが、「集団免疫」を身に付けて、3年ほどで終息するじゃろぉ・・・。
後は、特効薬の開発や、有効なワクチンの開発や予防接種の普及が、如何に早く成し遂げられるかに掛かっちょるんじゃった。
早けりゃぁ、犠牲者は少のぉて済むじゃろぉし、遅れる程、多いぃ成る。
「あなたは、それまでに生き残れるか⁈」
インフルエンザの犠牲者を埋める様子 此方より寸借
人類が、新型コロナウィルスに対する「集団免疫」を獲得し、新型コロナウィルス感染症の特効薬が開発され、有効なワクチンの開発や予防接種の普及が成されれば、今回の様な、「新型コロナウィルス騒ぎ」は終息するじゃろぉ・・・。
じゃけぇと言ぅて、新型コロナウィルスが、この世から消えて無くなる訳じゃぁ無い。
現に、100年前に猛威を振るった「スペイン風邪」の病原体である、 A型インフルエンザウイルス(H1N1亜型)は、現在も流行しては、少なからず人々の命を奪いよるし、様々に変異を繰り返して、感染力や毒性を強めよるんじゃった。
じゃけぇ、「2020新型コロナウィルスパンデミック」が終息しても、新型コロナウィルスとの闘いは続いて行くんじゃった。
戦争が終結した後も、テロリストの脅威に脅え続けなければならない市民の様に、新型コロナウィルスに脅え乍ら、死ぬまで生きて行かんにゃぁいけんのんじゃろぉか⁈
そがいな心の中に湧いて来る『小さな恐怖』を思いながら、東側の空に浮かび上がってきた、大きな月を観よったんじゃった。・・・アジアの片隅より
「恩賜のマスク」に思う
皮肉が込められた「アベノマスク」と言う造語が話題に成ったんじゃった。
『冴えない政策だ!』と、海外メディアから揶揄されたとか、与党の幹部からも懸念の声があがったとか、批判的な報道が溢れちょったんじゃが・・・。
多くのマスコミやネットユーザーが、ありとあらゆる所で笑い者にしたんじゃが・・・。
儂は、安倍首相の信奉者でもなけりゃぁ、自民党の支持者でも無いが、「布マスク2枚の全世帯配布」については、大いに有難い事じゃと思ぉた。
マスクを装着しても、感染を防止する効果が低い事は、多くの専門家が指摘しちょるし、精々、咳やクシャミをした時に、飛沫か飛び散るんを抑える効果が有るくらいじゃろぉ・・・。
マスクが欲しくても手にする事の叶わんで居る人々の手元に、確実に届く事には、人々を安心させる効果は在るし、大きな意味が在ると思うけぇじゃった。
不足するマスクのイメージ画像 此方より寸借
昨年の年末辺りから、中国人観光客と称する輩が、全国のドラッグストアなどでマスクを爆買いする光景が目立ちよった。
「日本製の高機能マスクをお土産に持って帰りたい」と言う理由らしぃんじゃが、その大半は、中国に持ち帰って高額で転売して暴利を貪るのが目的らしかった。
日本でも、「転売ヤー」と呼ばれる不逞の輩が横行して、マスク不足に拍車をかけたんじゃった。
今は、罰則規定が設けられて、ネットでも規制がかけられちょるし、各企業も、政府の要請を受けて増産体制に入っちょるし、異業種や各個人もマスクの製造に取り組んじょるけぇ、マスク不足は解消されそうなモンなんじゃが、一向に店頭に並んじょる光景に出会う事は出来んのじゃった。
こんな話が在る。
先月の末に、友人から電話が掛かって来た。
「ハッシー(儂の愛称)よい。あんたぁマスクが無ぉて困っちょらんか?・・・要りゃぁえっと(広島弁・沢山)あるけぇ、あげるけぇ取りにきんさいや。」との事じゃった。
「儂ゃぁ、なんぼぅか買い置きが在るけぇ大丈夫じゃが、妹が残りが少ないのに買えん言ぅて言いよったけぇ、分けて貰えりゃぁ嬉しいのぉ。」と言うて、分けて貰う事に成り、すぐに取りに行ったんじゃった。
で、受け取りに行った時に、「何で、こがいによぉけマスクが在るんなら?」との儂の問いに、「ハッシー、情けない話なんじゃが・・・まぁ、聞いてくれぇやぁ・・・」と、答えた話が以下である。
年末に、マスク不足が懸念され始めた頃、友人のお袋さん(市内で独り暮らしをしている)は、『オイルショックの時の物不足』を思い出されて不安に成り、車を運転して市内や郊外にも足を延ばして、ドラックストアや薬局や量販店を回って、何日にも亘ってマスクを買い漁ったらしい。
その結果、6畳の空き部屋がギッシリ埋まる程のマスクを貯め込んだんじゃそぉな。
その内に、店頭からマスクが姿を消したが、それでも未だ不安な為に、時々、不定期に店頭に並ぶマスクを求めて、朝早くから並んで分配されるマスクを買いためて行ったんじゃそぉな。
友人の所へも、「マスクが無いんなら、よぉけ在るけぇあげるけぇ取りに来んさい。」と、ちょくちょく電話をして来よったらしぃんじゃが、友人も幾らか買い置きが在ったけぇ断りよったんじゃが、先月の末に、お袋さんの家(近所なので、普段は、お袋さんが友人宅に再々顔を出すらしぃ)に置いて在った私物を取りに行った時、渦高く積まれたマスクの箱を目にして魂消たらしぃんじゃった。
「あんたぁ、ボケちょるんかぁ‼・・・何年生きる心算で、こがいによぉけ買ぉたんなら‼・・・何ぃぃ要らん金を使いよるんかいのぉ‼・・・あんたの様な事をするモンが居るけぇ、要る人の手にマスクが回らん様に成るんじゃぁ‼・・・。」と、生まれて初めて、お袋さんを怒鳴り付けたらしぃんじゃった。
お袋さんに悪意は無かったんじゃけぇ、友人に怒鳴られたんは気の毒にも思えるんじゃが、こがいな話は表立って出んだけで、特別な事じゃ無ぉて、何処にも此処にも在る話なんじゃろぉと思うんじゃった。
戦後の物の無い時代を経験した人々や、オイルショックのパニックを経験した人々にとっては、『物が無くなる』と言うフレーズに対する恐怖と衝撃は、強迫観念に成って、特別なモノが在るんじゃろぉと思うんじゃった。
じゃが、そんな強迫観念に駆られた人々の行動が、今回のマスク不足に拍車をかけちょる事は想像に難くないんじゃった。
昨日、長男が通いよる通所施設から、「布製マスク」が配布された。
令和2年3月 10 日に取り纏められた「新型コロナウイルス感染症に関する 緊急対策(新型コロナウイルス感染症対策本部)」に基づいて、国が買 い上げたマスクを、医療機関や福祉施設へ優先配布する事業の一環として、息子が通う施設へも複数枚配布されたらしぃんじゃった。
(別紙)配布する布製マスクに同封するお知らせ文
上の写真は写りが悪いいんじゃが、マスクに添えられた別紙のコピー(通所施設が、マスクに添えられた別紙を、縮小コピーして、利用者に配布する布製マスクに添付した)で、詳細を御覧に成りたい場合は、「此処をクリック」して閲覧してください。
また、以下の動画のURLも表記されちょった。
布マスクをご利用の皆様へ・・・https://www.youtube.com/watch?v=AKNNZRRo74o
恐らく、各家庭へ配布される布製マスクも、同じ品物じゃと思う。
「こんな物が何の役に立つのか?」と、思う方も多いぃじゃろぉ・・・。
巧い事段取りをして、自分が使えるマスクを持っちょるけぇ言えるんじゃと思う。
例えば、身内に不幸が在って、葬式に出ようとするが、喪服を持って居ない人が居たとしよう。
仕方なく、普段着で出席したとする。
それを見た身内の者は、『何だ此奴、失礼な奴だ‼』と感じるじゃろぉし、『喪服ぐらい準備しとけよ‼』とも思うじゃろぉ・・・。
本人にしてみても、遣り切れなく冴えない気持ちに成るじゃろぉし、『普段から準備しておけば良かった』と、後悔する事じゃろぉし、もしかしたら「喪服が無いので葬式に参列しない」と言う選択をするかも知れん。
今、「マスクを持って居ない」と言う事は、「葬式に行くのに喪服が無い」と言う状況に似ている。
今、マスクをせずに電車に乗って、咳やクシャミでもしようものなら、どれだけ冷ややかな視線を浴びる事じゃろぉか?
マスク自体に、それ程、感染予防の効果が無い事を知りながらも、相手がマスクをしていたら、何と無く安心できるんじゃった。
マスクが欲しいと思っていても、どうしても手に入れられない状況の人が大勢おるじゃろう。
たった2枚の布製マスクじゃが、きっと人々に、細やかながらも「安心と希望」を齎す事が出来るじゃろうと思うんじゃった。
じゃけぇ、儂には、「アベノマスク」と、嘲笑したり揶揄する事が出来んかったんじゃった。
緊急事態を宣言する安倍首相=7日午後5時43分) 此方より寸借
対象地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県で、5月6日までを期限とし、専門家で構成する諮問委員会は宣言内容を「妥当」と評価した。
特措法による緊急事態宣言は初めてで、私権制限を伴う措置が可能となる。
『遅すぎる!』との声も在るんじゃが、色々な準備とか、色々な事との兼ね合いが在ったんじゃろぉ。
大方、予想されちょった事じゃし、是迄と特別変わった措置が強行される訳じゃぁ無いけぇ、驚きもせんのんじゃが、首相自らが宣言し、国民に説明した事の意味は重い。
「恩賜のマスク」を着けて、鏡に映して見た。
今日の会見で、阿部首相が着けちょったマスクも、同じ物なんじゃろぉ。
鏡を見ながら、今後、どがいな事態に成って行くんかは、予断を許さんのんじゃが、事態が好転して行く事を願いよったんじゃった。・・・アジアの片隅より
新型コロナウイルスとの闘いに思う・・・大きな不安
病棟で治療を受けるスペインかぜに罹患したフォート・ ライリー陸軍基地の兵士 此方より寸借
そして、心の中に『大きな不安』が広がって行くんを、抑え切れん様に成った事を書いた。
記事の最後に、心の中に産まれた『大きな不安』は、自分が感染して仕舞うと言う、儂の個人的な「小さな不安」など、一瞬の内に覆い隠して埋めて仕舞う様な巨大で強力な代物で、心の中に重く圧し掛かって、時間の経過と、新型コロナウイルスの爆発的な広がりと、刻々と展開する、日本や世界の情勢の変化によって、その「大きな不安」は、「大きな恐怖」へと変貌しよる事を伝えて記事を〆たんじゃった。
ニューヨーク、ベルリン、パリ、ロンドンの死亡者数のグラフ 此方より寸借
それにも増して、交通網が高速でグローバル化した現在の社会では、スペイン風邪が猛威を振るった100年前よりも、遥かにスピーディーに広がって、人類史上最大のパンデミックが起こって、人類史上最大の犠牲者を出して仕舞うんじゃないかと言う不安じゃった。
1918年1月から1920年12月まで世界中で5億人が感染したとされ、これは当時の世界人口の4分の1程度に相当する。
その中には太平洋の孤島や北極圏の人々も含まれた。死者数は1,700万人から5000万人との推計が多く、1億人に達した可能性も指摘されるなど、人類史上最悪の感染症の1つである。
仮に、全校生徒が480人で、一学年毎に40人のクラスが2クラス在る小学校が在るとすると・・・。
全校で120人の生徒が感染し、一クラスで1人か2人の死者が出たと言う勘定に成るんじゃった。
恐るべき数字である。
それ程に恐ろしぃ感染症が、100年前に猛威を振るったんじゃった。
マスクをつける日本の女性達 此方より寸借
日本では、当時の人口5500万人に対し、ほぼ半数の約2300万人が感染したとされ、少なくとも39万人が死亡したとされちょるんじゃった。
『スペイン風邪』と聞くと、「スペイン辺りから流行した特殊な病原菌による風邪」と、感じて仕舞うんじゃが、実は、スペイン風邪の原因は、毎年の様に流行しよる「H1N1型インフルエンザウイルス」なんじゃった。
未だに、毎年の様に流行し、時折、「今年もインフルエンザが流行し始めた」とか、「インフルエンザの為に何処其処彼の小学校が休校になった」とかの報道がなされ、流行の程度にもよるんじゃが、日本では毎年、2000人から3000人くらいは、インフルエンザが原因で亡くなりよるんじゃった。
じゃけぇと言ぅて、今回の様な大騒ぎには成らんし、怖がりもせん様になったんじゃった。
現在では、特効薬が開発され、ワクチンの予防接種も普及して、それ程、脅威を感じる病気では無くなったんじゃった。
世界に猛威を振るって多くの犠牲者を出した『スペイン風邪』じゃが、3年余りで終息した。
当時の技術では、特効薬を作る事もワクチンを接種する術も無かったんじゃが、「集団免疫」を身に付ける事によって、爆発的な感染(パンデミック)を防げる様に成ったんじゃった。
「弱い者は滅び、強い者が生き残った」・・・インフルエンザウイルスによって自然淘汰が成されただけで在って、インフルエンザウイルスに人類が勝利した訳じゃぁ無かったんじゃった。
今回は、どれだけ多くの犠牲を払う事に成るんじゃろぉか?
いくら100年前とは比べ物に成らん程、医学や医療技術が発達したとは言ぅても、有効な特効薬も無く、ワクチンの開発に相当な日数の掛かる事が予測される現状じゃと、対処療法しか無く、感染したら、本人の免疫力と体力の強さしか頼るモンが無いんじゃった。
最大の防御策は、「感染しない事」に尽きるんじゃった。
戦前の日本の政治体制下や、中国共産党の一党独裁体制下で行える様な、強権な政治力を行使する事が出来無い、民主主義国家の日本では、出来る事が限られるのは、連日のニュースを見よったら小学生でも理解できるじゃろぉ・・・。
『腑抜け』と感じるかも知れんが、第二次世界大戦の戦勝国から押し付けられた憲法と民主主義を掲げる我が国には、限界がある事を、この際じゃけぇ国民一人一人が再認識すべきえぇ機会じゃと、儂は思いよるんじゃが・・・。
今日の千田廟公園(午後4時頃)
今日の午後、長男を連れて買い物に行く序に、いつもの様に、千田廟公園に立ち寄ったんじゃが・・・。
人が多いぃのに、些か驚いたんじゃった。
3月14日のブログ記事でも、公園に人が多いぃ事に触れたんじゃが、あの時の比じゃぁないんじゃった。
ざっと見渡しても、100人を優に超えちょったじゃろぉ・・・自転車だけでも50台くらいは駐輪されちょったじゃろぉか・・・小さな公園なんじゃが・・・。
例年、公園内で花見をされる利用者も多いぃけぇ、この時期には多いぃんじゃが・・・。
人出は異常に多かったが、流石に、シートを敷いて弁当を食べたり酒盛りをする方は見受けられんかった。
桜は満開、空は晴れ亘り、温かな陽射しは心地良く、気持ちの良い風が流れて来て、仄かに桜の香りも漂って来る。
ただでさえ気持ちが高揚して仕舞う状況じゃし、此の処の抑制された鬱憤から解放されたかの様に、皆が皆、にこやかに燥ぎ廻っちょったんじゃった。
誰もが幸せそうな笑顔じゃった。
大人も子供も幼児も、遊具や手すりに触れ、ボールを投げて渡し合い、砂場では玩具のスコップで山を造ったり穴を掘ったり・・・。
微笑ましくも有るが、『大丈夫なんじゃろぉか⁈』と、不安な心持で観よったんじゃが・・・。
息子が使うブランコの鎖を、除菌クリーナーで丁寧に拭いて、息子の手に手袋を嵌めて、ブランコで遊ばせた。
1時間ほどブランコを漕ぎ続けたけぇ、「はぁ帰るでぇ‼」と、声を掛けたら、ササッとブランコから降りて、儂の手を引いて、イオンみゆき店に向けて歩き出したんじゃった。
息子と手を繋いで歩きながら、楽し気な人々の歓声を聞きながら思ぉた。
『新型コロナウィルス騒ぎも、三年もすりゃぁ自然と終息するじゃろぉ・・・じゃが・・・それまでに、何人の犠牲者が出るんじゃろぉ?・・・どれだけの経済損失がでるんじゃろぉ?』と・・・。
新型コロナウイルスとの闘いに思う・・・小さな不安
4月1日に、安倍晋三首相が各世帯に布マスクを2枚ずつ配布すると表明したことを巡り、米メディアは2日、日本で「アベノマスク」と揶揄されている事を紹介したらしい。
だからと言う訳でもないんじゃろぉが、今日に成って、自民党の岸田文雄政調会長が、首相官邸で安倍晋三首相と会談後、記者団に「一定の水準まで所得が減少した世帯に対して、1世帯30万円支給すべきだと申し上げ、意見・認識が一致した。首相の了解を戴いた。」と述べたらしぃんじゃが・・・。
30万円と言うと、非課税なら、ほぼ一般人の一ヶ月の給料に相当する額じゃぁ有るんじゃが・・・
自己申請する見込みになるらしぃんじゃが・・・。
正式に決定した訳でもないし、すぐに決定したとしても、一律に30万円を支給するか否かとか、支給する対象の線引きを何処にするかとか、細かく決める為の審査とか事務手続きとか、難しい問題が山積しちょって、膨大な量の細かな手続きを考えたら、今月中どころか、恐らく夏が来ても支給されるのは難しいと思えるんじゃった。
伝え聞く処じゃと、家賃や光熱費も払えず、食うに事欠く人も多いぃらしぃんじゃが・・・。
そう言う逼迫した困窮者にとってみりゃぁ、今すぐにでも支給して欲しい処じゃろぉが、なかなか思う様にやぁ行かんみたいなんじゃった。
感染拡大で生活困窮者のホームレス化懸念 都に支援要望 此方より寸借
新型コロナウイルスの感染拡大で、生活困窮者が住まいを失う可能性が高まっているとして、都内のホームレスの支援者らが東京都に支援を要望したらしぃ。
確かに、感染拡大の抑制じゃの、政府に「緊急事態宣言」を発令せぇじゃのすなじゃの言いよる世の中の隅っこで、そう言う問題も起こって来よるんじゃろう。
角謂う儂も、新型コロナウイルスの影響で、随分と収入が減少しちょる一人なんじゃが・・・。
儂の周囲の人々は、儂が高級割烹料理店の正式な板前(正社員)じゃと思ぉちょる人が多いぃんじゃが、実は違う。
料理請負人として、飲食店やホテルや旅館や結婚式場、はたまた料理教室の講師として仕事の依頼を受けて、そこで料理を作る事を生業としちょるんじゃった。
偶々、友人が経営する割烹料理店で、月に20日ほど働いちょるけぇ、その様に思われがちじゃが、実際は、割烹料理店の定休日である日曜祝日に、ホテルや結婚式場から依頼を受けて料理請負人として働いて得る収入が半分以上を占めちょるんじゃった。(料理教室の講師は趣味に近い)
今は何とか凌げちょるんじゃが、長期化すると厳しい・・・豊富に蓄えが在る訳でも無いけぇ、今の内から趣味やライフワークを縮小し、生活水準を引き下げんにゃぁいけんじゃろぉし、長期化したら、別れた妻に渡す養育費が滞るかも知れん。
離婚して10年余り・・・交通事故で長期入院した時も、脳梗塞で倒れて入院した時でさえ、滞らせた事が無かったんじゃが、この世情では致し方が無い処じゃろぉか?・・・。
儂は、代謝系疾患である、高尿酸血症(痛風)・高脂血症・糖尿病の三役揃い踏みで、肥満体の高血圧症で、心筋梗塞と脳梗塞の病歴が在る、メタボリックシンドロームのホームラン王の様な60歳前のオジサンじゃけぇ、新型コロナウイルスに感染したら、忽ちの内に重篤化して、一週間ももたずに逝って仕舞うかも知れん。
60年足らずの人生じゃが、幾度となく死に目に会いながらもしぶとく死線を乗り越えて来たけぇ、死ぬ事自体は、いびしょぉ無い(広島弁・恐ろしくは無い)んじゃが、未だ気掛かりな事や、遣り残した事も在るけぇ、『今、死ぬわけにゃぁいかんど!』と思ぉて、出来る限り新型コロナウイルスに感染せん様に気を配りよるんじゃった。
で、その傍らで、「もし感染して死んだ時」の事を考えて、残った者が困らん様に、身の回りの整理を心掛けちょるんじゃった。
尤も、身の回りの整理についちゃぁ、いつポックリ逝くかぁ分らん身体じゃけぇ、以前から心掛けちょるんじゃぁ在るんじゃが・・・。
じゃが、死後に献体をさせて戴く段取りになっちょるんじゃが、先日、新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなられた志村けん氏(本名・志村康徳)の様に、死後に肉親さえ火葬に立ち会えん様な状況じゃと、献体をさせて戴く事も叶わんじゃろぉけぇ、『生前、数々の病気や怪我をして、散々、お医者さんに御世話に成ったけぇ、せめてもの恩返しに、この身体を役立てて戴きたい』と、言う儂の願いは叶わん事になるんじゃろぉ・・・。
これが癌なら、ステージ4の末期癌であっても、少なくとも、ひと月やふた月の余命が在って、その間に何かかにかの事を成せるじゃろぉし、思いや言葉も伝える事もできるじゃろぉ。
それと、癌じゃったら、死ぬんは儂一人ぎりじゃが、新型コロナウイルス感染症は、誰かにうつして、その人の命を奪って仕舞うかもしれんし、そうで無ぉても、家族や友人や職場の人達だけじゃなしに、儂に関わった全ての人々が、濃厚接触者として一定期間じゃが隔離されて行動制限を強要され、店や施設は休業を余儀なくされて、多大な迷惑を掛けて仕舞う事に成るじゃろう。
ほんまに厄介な病気じゃ・・・。
ローマ教皇フランシスコさえ、祈りを捧げるよりも、「結束する事」を強く説かれた。
人類の英知と愛をもって結束すれば、新型コロナウイルスとの闘いに勝利できるじゃろうか?
病棟で治療を受けるスペインかぜに罹患したフォート・ ライリー陸軍基地の兵士 此方より寸借
そして、心の中に『大きな不安』が広がって行くんを、抑え切れん様に成っちょったんじゃった。
儂の個人的な「小さな不安」など、一瞬の内に覆い隠して埋めて仕舞う様な「大きな不安」が、今、心の中に重く圧し掛かって、時間の経過と新型コロナウイルスの爆発的な広がりと情勢の変化によって、「大きな不安」は「大きな恐怖」へと変貌しよるんじゃった。・・・アジアの片隅より
新型コロナウイルスとの闘いに思う・・・満開の桜
今日、割烹料理店の仕事(今朝は朝3時から市場へ仕入れに行き、食材の仕込みを終えると昼前に帰宅した)を終えて、原チャリ帰宅する途中、マンションに程近い、宇品小学校の前を通りかかったら、桜が満開になっちょった。
思わず原チャリを道路脇にとめて、暫く眺めて仕舞ぉた。
宇品小学校の校庭の西側に、市道と校庭を仕切る様に桜並木が続いている。
明治以降の新開地である宇品地区の中では一番の、随分立派な桜並木なんじゃった。
世は新型コロナウイルスの騒動で、静かな大混乱をしちょるんじゃが、季節が廻れば桜は咲く・・・。
混乱の中でも、なにか勇気や希望を与えてくれる・・・。
じゃが、満開の桜をみあげて愛でながらも、心の中に『大きな不安』が広がって行くんを、抑え切れんかったんじゃった。・・・アジアの片隅より
ホワイトデーじゃったんじゃが・・・。
今日の広電宇品線の車窓
今日、仕事を終えて、施設に預かって戴いていた長男を迎えに行く時に、路面電車に乗ったんじゃが・・・
路面電車の窓の張り紙
窓に張り紙が貼って在って
『車内換気のためこの窓を開けます。ご理解ご協力をお願いいたします。』と、書いて在った。
見ると、窓の上部が、5㎝ほど開けて在る。
今日は、前日より随分冷え込んで風も強ぉて肌寒い感じじゃったが、暑がりの儂には丁度えぇ感じじゃったし、適度に空気も入れ替わって気持ち好かった。
他の乗客には寒かったかも知れんが、乗客自体が少のぉて、普段の5分の1程じゃろぉか、ガラガラに空いちょった。
今日の千田廟公園
長男を迎えに行った帰り掛けに、千田廟公園に行った。
人が多いぃのに驚いた。
土曜日の午後5時過ぎじゃけぇ、普段じゃと、夕飯迄の時間潰しに、滑り台や砂場で遊ぶ、幼児を連れた親子が数組と、小学生が数人程じゃのに、随分と賑やかじゃった。
特に、小学生が多いぃて、30人以上は居ったじゃろぉか・・・。
10人余りが固まってサッカーの試合の真似事をしよった。
公園では禁止されちょる遊び方の筈じゃが、休校や行動制限の影響で元気が在り余っちょるんじゃろぉ・・・。
気の毒にも思うけぇ怒る気にも成れんし、元気な子供等の姿を見るのはえぇモンじゃ・・・。
『学校は休校でも、校庭ぐらいは開放して、子供等を遊ばせちゃりゃぁえぇのにのぉ・・・』とも思ぉたんじゃが、今の体制じゃぁ無理な事なんじゃろぉ・・・。
『もし、そんな事をして、子供達がコロナウイルスに感染したら・・・。生徒が怪我をしたら・・・。その責任は誰がとるのか?』と、誰か彼かが言い出すに決まっちょるし、誰も責任をとりたがらんけぇ、『右に倣え』の無難な所で落ち着くし安心出来るんじゃろぉ・・・。
益々、詰らん国に成りよる気がするんじゃが・・・。
昔話をすると、「爺さん臭い」と笑われるんじゃが・・・。
儂が子供の時分にゃぁ、小学校の校庭は、いつも解放されちょって、休みの日には、小学校のグラウンドで野球やサッカーをしたりしよったし、学校が在る時でも、近所のお年寄りが幼児の孫を連れて来て、校庭の隅に在る、滑り台やブランコで遊ばせよっても、授業の妨げに成らん限りは、誰も咎める者も居らんかった。(原則的には規則に反する事じゃったんかも知れんのんじゃけど・・・)
儂が小学生の頃の、校長先生や教頭先生の大半は、年齢から考えても、戦時中から教師を続けて来て居られた方が殆どじゃったし、教師が体罰(怪我をする程の暴力は無かったが・・・)を行うのも教育の一環と考えられちょったと思うし、親も、それが当たり前の事と容認しちょった。
今の人等から見たら、とんでもない話なんじゃが・・・。
儂も、『体罰は教育の一環』とは思わんけど、あの頃の学校は、今よりも『人間味』が強かった事は間違い無いと思う。
少なくとも、物事を決める最初の時、『自分が責任を取らされる可能性が在るから止める』と、考える校長は、今よりも遥かに少なかった様に思うんじゃった。
ホワイトデーの為に炊いたトースト用の餡子
今日はホワイトデーじゃったんじゃが・・・。
『義理人情が廃れた』と言われる世知辛い令和の時代じゃが、今年もバレンタインデーにゃぁ義理チョコをよぉけ貰ぉた。
義理も人情も廃れちょらんし、『倍返しじゃけぇね♪』と、言われながら渡されても、還暦前の、チビでデブでハゲの足の不自由な下品なオジサンは嬉しぃんじゃった。
根が悪人の割にゃぁ、義理堅く律儀な儂は、3月11日に大量の小豆餡を炊き込んで、パン用の餡子を瓶詰したんじゃった。
例年は、大量のクッキーを焼いて、ホワイトデーのお返しにしよったんじゃが、今年は高級食パンのブームで、トーストに塗る小豆餡が良かろうかと思い付いて、これにしたんじゃった。(儂の部屋の家庭用オーブンじゃと、20回ほどに分けて焼かんといけんけぇ、時間と手間が掛かり過ぎると言う事も在るんじゃった)
とは言え、じっくりと心を込めて炊き上げたけぇ・・・気に入って戴けたら嬉しいんじゃけど・・・。
今日は、仕事などで間が無いけぇ、昨日の仕事前(3月13日の夕方前)に、原チャリで配達させて戴いて、割烹料理店の女将や仲居さん等には、今日、手渡したんじゃった。
遠方の方には黒猫に頼んだけぇ、届くのが明日になるかも知れんのじゃけど、その折は悪しからず堪えてつかぁさいよ。
女将や仲居さん等に、ホワイトデーのお返しの餡子を渡す時、
「コロナウィルスは恐ろしいよのぉ・・・癌になッったけぇ言ぅても、今日明日に死ぬ言ぅ訳じゃぁ無ぁし、死ぬなぁ儂一人ぎりじゃが、コロナウィルス感染症になったら、強制的に隔離されるし、皆も検査されて半月は行動制限されるじゃろぉし、店は営業停止になって皆に大迷惑を掛けるけぇ、大事に成るけぇのぉ。」と、笑いながら言ぅたら、
『確かに・・・全くのぉ・・・』と、思いながら笑いよったんじゃった。・・・アジアの片隅より