『祈昌の世迷言』・・・アジアの片隅より

離島と本土を繋ぐ日本最小の『暁橋』のたもとから、娘と善き隣人に届けます。

「アーカイブ」・・・編集後記

全国戦没者追悼式で御言葉を述べられた天皇陛下此方より寸借




天皇陛下は、8月15日に、日本武道館で行われた全国戦没者追悼式で、国歌斉唱、安倍総理の式辞、正午の1分間の黙祷につづき、おことばを述べられました。



天皇陛下のおことば(全文)



 本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。


終戦以来74年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、まことに感慨深いものがあります。


 戦後長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、ここに過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。



 今年の5月1日より、元号は「平成」から「令和」へと移り、戦後74年を経て、新たな時代を迎えての、天皇として「全国戦没者追悼式」に於いての、初の御言葉じゃった。



国会議員50人が靖国神社を集団参拝  此方より寸借




 毎年、終戦の日には、超党派の国会議員で結成された「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバー達が、東京・九段北の靖国神社を集団で参拝する光景がニュースで報じられる。




 阿部首相は、2013年12月を最後に、靖国神社への参拝を控え、今年の終戦記念日には、自民党稲田朋美総裁特別補佐が代理人として玉串料を納めたらしい。




 これとは別に、自民党萩生田光一幹事長代行や、今話題の小泉進次郎厚生労働部会長らも参拝したらしいんじゃった。

 



 靖国神社に参拝する事を強烈に批判する、中国や韓国などとの兼ね合いも在るじゃろぉけぇ、自分の信条だけで行動できん立場の方も多いぃじゃろぉ・・・。




首相は8月15日に靖国神社に参拝すべきと言う者、総理は「敗戦の日」にわざわざ靖国参拝すべきではないと言う者、敢えて是には触れず、どぉ考えても実現不可能な、耳に心地の良い理想論を並べて連呼し、支持者を集める集団も有りゃぁ、まぁ様々な人が色々と言いよるんじゃが・・・。




 儂は、いつも言いよる事じゃが、『様々な立場の、色々な考えの人が、其々の信条や意見を論じ合い戦わせながら、程好く折り合いを付けて行くのが民主主義』と思ぉちょるけぇ、色々の考えを持つ人が居り、各々の立場や信条から、色々な発言をし、様々に行動を起こす事は、良い事じゃと思ぉちょるんじゃった。(法律を犯したり、人として許せる範囲を超えない事が大前提じゃが・・・)




 賛同できんかったり、腹立たしく思える事も有りゃぁするんじゃが、誰もが思った事を言える世の中が日本に在る事が、『日本の幸い』じゃと思ぉちょるんじゃった。




靖国神社  此方より寸借




 今年も、8月1日から8月15日の間に、原爆や反核平和に関連した過去のブログの記事を、アーカイブとして掲載さりて戴いたんじゃが・・・。




 毎年、同じ記事を掲載しよるのに、多くの方が購読してくださり、心から感謝しちょります。  




 儂は、東京の伯父が経営する、鳶職の土建会社で、棒芯(ぼうしん)及び重機のオペレーターとして働いちょった頃に、2回、靖国神社に参拝した事が在る。




 父から、靖国神社にゃぁ、一番上のあんやん(広島弁・兄さん)が祀られちょるんじゃが、儂の代わりに参ってくれんか。」と、頼まれたけぇじゃった。

 



 以前のブログ記事でも触れたんじゃが、父の一番上の兄(第二子)は、海軍少尉でしたがミッドウェー海戦で戦死され、船と共に海に飲み込まれた為に、出征する前に残された切り取った爪(元々丸刈りだった為、遺髪は残せなかった)だけが墓に納められたと聞き及んじょるんでした。




 父にも儂にも、靖国神社へ参拝する事について、宗教的な思いも、政治的な意図も在りません。




 父には、年の離れた弟を可愛がって呉れ、海軍の最新鋭空母である加賀に海軍少尉として乗船していた自慢の兄が、英霊として合祀されている靖国神社に、名代として参って呉れる事を依頼し、写真や父から聞いた為人しか知らぬ伯父じゃぁ在るんじゃが、国の平和の礎として、若くして亡くなられた事を悼み、若し生きて居られたならば、伯父達や伯母達の様に、儂を可愛がってくれたじゃろぉと思うだけで、参拝せずには居れんかったんじゃった。




A級戦犯が合祀されちょるとか、父や儂にとっちゃぁ、どぉでもえぇ問題じゃ・・・知恵の在る人等で論議して、折り合いを付けてつかぁさい・・・儂は「死んだら皆、仏さん」じゃと思ぉちょるけぇ・・・。




 手を合わせて冥福を祈り、平和な世を齎す礎と成ってくださった事に感謝するだけじゃった。




光復節にあたり演説をするムン・ジェイン文在寅)大統領此方より寸借




 韓国では、1945年8月15日に、朝鮮が日本の統治から脱し、自主独立を取り戻したとし、8月15日を、「光復節」として、様々な祝賀行事や反日集会が催されるようなんじゃが・・・。




 今日は今日で、沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で、中国海警局の「海警」4隻が日本の領海に侵入して約2時間航行したとか今朝も北朝鮮が日本海に向けて飛翔体を2回発射したとか、報じられちょったんじゃが・・・。




 とても残念な事じゃが、文在寅にしろ、金正恩しろ、ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチンにしろ、ドナルド・ジョン・トランプにしろ、習近平にしろ、海を挟んだ我が国の隣国の指導者は全て、自身の保身と利益しか考えていない指導者しか居らず、日本の置かれちょる状況は、極めて危ういんじゃった。




 そんな状況の中でも、恒久平和じゃの反核平和」を念仏を唱える様に唱えよる儂などは、彼等から見りゃぁ、そこいらの草叢の蟋蟀よりも劣る存在にしか映らんじゃろぉし、若しかしたら、昨日の全国戦没者追悼式で天皇陛下が述べられた御言葉さえ、彼等には、絵空事くらいにしか感じんかったんかも知れんのんじゃった。  




 誰しも、自分や自国の利益と安全を最優先にするんは、それが第一義じゃろぉし、仕方の無い事じゃろぉが、トランプ政権の誕生以来、余りにも露骨で恥も外聞も無くなって来ちょる様な気がするんじゃった。




『此れが世界のスタンダード』と言やぁそれまでじゃが、それの辿り着く先は、「第三次世界大戦」の様に思えて、空恐ろしい・・・




国際連合の設立に主要な役割を果たした(左から)ウィンストン・チャーチルフランクリン・ルーズベルトヨシフ・スターリンヤルタ会談にて)

Wikipediaより寸借




国際連合は、第二次世界大戦を防げなかった国際連盟の反省を踏まえて、1945年10月24日に、51国で設立された。




 主たる活動目的は、国際平和と安全の維持(安全保障)、経済・社会・文化などに関する国際協力の実現の筈なんじゃが、第二次世界大戦戦勝国である、アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国で構成される、国際連合安全保障理事会常任理事国が、絶対的に有利な立場と権限を持っちょるけぇ、公平とは言えんし、無いよりはましじゃろぉが、十分に機能を果たせちょるとは言えんのんじゃった。




軍縮核兵器削減に関して言やぁ、弊害になっちょると言うても過言じゃぁ無いじゃろぉ。




 それでも儂は、命がある限り、声を上げん訳にゃぁ居れんのんじゃった。

 



 戦争で命を奪われた人達の為に・・・


 戦争で苦しみを負った人達の為に・・・


 自分自身の為に・・・


 自分の子供達の為に・・・


 これから生まれて来るはずの、数限り無い子供達の為に・・・




 まぁ、気楽に行きましょぅや‼・・・




 世の中は、成るようにしか成りゃぁせんのんじゃけぇ・・・アジアの片隅より